食に関わる介護系の資格とは

高齢者の介護において、食事は重要な意味を持っています。食事を楽しく、おいしくとることができなければ、食事量が減り栄養が不足してしまいます。ほかにも、噛む力も衰え介護度がさらに進行する可能性もあります。このようなことから、高齢者に食事を快適に取ってもらうための知識と技術を持つことは重要であり、そのための資格もいくつかあります。

国家資格はなくすべて民間資格なので、資格を取ることで待遇が劇的に良くなるということは少ないですが、役立つ資格です。取り掛かりやすい資格としては、介護食コーディネーターや介護食アドバイザーが挙げられます。介護食コーディネーターとは、高齢者のためのおいしくて安全な食事の作り方を学べる資格です。およそ3か月程度の通信講座を受けることで取得でき、レシピ集も紹介してもらえるので、家族のためや老後のために学ぶ人も多くいます。

介護食アドバイザーとは、介護食に関する総合的な知識を学び、介護食を作る技術を学ぶことができる資格です。およそ3ヶ月程度の通信講座を受講することで資格を得ることができて、より専門的な技術を学ぶことも可能です。本格的な資格としては、介護食士が挙げられます。介護食士とは、介護施設で提供する食事の作り方や食事介助の仕方を専門的に学ぶことができる資格です。

介護食士はおよそ6か月ほどの間、学科と実習を学ぶ必要があります。1級から3級にまで分かれており、本格的な資格であることから、既に介護現場で働いている人にとっても役立つ資格です。