栄養士のほかに介護食士にあると便利な資格

介護食士は、要介護者向けの食事が提供できる専門知識を学ぶことで与えられる資格です。1級~3級まである資格で、3級の講習で介護食の基礎知識を学ぶことができます。最初は基礎から学べるので、身内に要介護者がいる方から将来に備えて学びたい方まで、幅広い方が取得しています。

では実際に介護食士の資格を取得した後、ほかにどのような資格を取得しているとより役立てることができるのでしょうか。役立つ資格の1つが、普段の食事の栄養を全体的に管理する栄養士の資格です。栄養士は国家資格で大学などに通わないと取得ができないものの、資格を持っていることで自身の知識を証明する力となります。介護食士と栄養士の資格が合わさることで、要介護者向けに栄養バランスを考えた食事が提供できる人材だとアピールできるのです。

また、栄養士の資格で注意が必要なのが、調理スキルではなく栄養に関する知識を証明する資格だという点です。調理が得意だという場合には、自身のスキルをアピールするために別途で調理師免許を取得するのも1つの手だと言えます。栄養士と調理師免許の両方の資格を持っていることで、知識と調理の技術の両方がある人材だと証明できます。

介護食士は介護の現場に関わることになるので、栄養士や調理師などの食事面以外の資格に注目することも大切です。介護に関する幅広い知識を持つことで、介護食において気を付けることをより深く知り、食事内容に活かせます。自分がどのような栄養士になりたいか考えて、必要な資格を取得することがポイントです。